ただ、目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてくコーヒーを相棒にして…。 いいさ、誰が褒めるでもないけど、小さなプライドをこの胸に勲章みたいにつけて…。僕のした単純作業がこの世界を回り回って、まだ出会ったことのない人の笑い声を作っていく。そんな些細な生き甲斐が日常に彩りを加える…モノクロの僕の毎日に少ないけど…赤 黄色 緑。 今、社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を取り上げて議論して…少し自分が高尚な人種になれた気がして夜が明けて、また小さな庶民。憧れには、ほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて…カタログは付箋したまんまゴミ箱へと捨てるのがオチ。そして、些細な生き甲斐は…時に馬鹿馬鹿しく思える慌てて僕は色を探す にじんでても金 銀 紫。